杉本 充 展 2014.10.29〜11.8

 

杉本充写真1

【制作技法】
これまでテンペラ技法としてカゼインをメデュームのベースとしてつかってきました。
ただ、以前から発色や定着性の向上をもとめて、カゼイン膠に混入する添加物の内容を少しずつ変えてきています。
初期にはベネチアテレピン、リンシード等でしたが、現在はアクリルエマルジョンなども加えて試行しています。
すでにテンペラの呼称にはふさわしくない方法になっているのではないかと思います。

今回はテンペラとしないで、「硼砂カゼインをベースとする絵具による」技法と改めました。
制作の上での特徴の変化ではありませんが、絵具の定着性は高まりました。
古典画法の忠実な再現を追及してきた訳ではありませんが、続けてきたフレスコ・セッコの研究とともに、これを現在の制作に活かす独自の技法を持ちたいと考えています。

今は新しく絵具をつくり、表現を工夫する喜びの中で制作しています。

杉本充写真1 杉本充写真2 杉本充写真3 杉本充写真4

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杉本充(すぎもとみつる)プロフィール
  • 1948年 静岡県伊東市生まれ
  • 1971年 愛知教育大学教育学部卒業
  • 1975年 東京芸術大学大学院美術研究科壁画専攻修了
  • 1973年 壁画グループ展(東京) 以降、1977年まで4回開催
  • 1976年 現代日本美術展(東京都美術館、京都市立美術館)
  • 1985年 ホワン・ミロ ドローイング展(スペイン・バルセロナ)
  • 1994年 アルヒーフ・ギャラリー個展(ドイツ・フリードベルク)
  • 1997年 芝山国際野外アート展'97(千葉)
  • 1999年 中日現代美術友好交流展(上海)
  • 2001年 ギャラリー芽楽個展(名古屋) 以降、2012年まで8回開催
  • 2003年 名古屋コンテンポラリー・アートフェア(名古屋)
  • 2007年、13年 パラミタミュージアム・ギャラリースペース個展(三重県菰野町)
  • 2012年、13年 アート・ナゴヤ(名古屋)
  • 2013年 スペースAqua個展(愛知県刈谷市)  他、個展・グループ展多数
  • 名古屋キリスト教社会館、旧名古屋市立保育短期大学図書館、日本福祉大学内などにモザイク、フレスコによる壁画制作
  • 岡崎女子短期大学助手(1971‐73年)、名古屋市立保育短期大学講師・助教授(1975‐85年)、日本福祉大学助教授・教授(1985‐2005年)、名古屋経営短期大学特任教授(2007‐10年)を歴任(美術教育)
  • 他に名古屋造形大学などで非常勤講師(2001‐12年 フレスコ画実技)

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